福島江は信濃川の水を引いた用水です。
長岡市の信濃川右岸の水田を潤す重要な用水です。
その効率化を図る為、川を越えて下流まで供給できるようにしています。
右岸の信濃川支流は短い川で水量の増減が激しく田んぼの水が欲しい時に供給できなかったりします。稲作りは水管理が極めて重要、田んぼの水を増やしたり乾かしたりを時期に応じて繰り返しますので水が供給できないのは死活問題なのです。
そこで、水量豊富な信濃川の水を引いているのが福島江なのです。
で、川の立体交差の場所は下記。
地図は国土地理院の電子国土を利用
長岡駅から徒歩約14分です。
拡大すると下記
柿川も福島江も南から北に流れています。南が上流になるのです。
上の地図では福島江が柿川の下をくぐって交差しています。
これを「伏せ越し」というらしいですが一般的にはサイフォンと呼ばれています。
工事は大正10年らしいです。
すごいですね。
注意:福島江は一旦地下をくぐります、ですので物凄く危険なのです。(福島江は用水であることから水量も多く死亡事故がたまにあり、特にこのサイフォンの場所は危険なので金網が張ってあります。あまり近づかないほうが賢明です。)
ここをレポートしたブログがありましたのでリンクします。
★柿川伏越工を訪ねる(柏町9階 西向きの窓辺 -kasalog-)
サイフォンの構造図も掲載されています。是非読んでください。
川の立体交差を見た事の無い方はどうぞ^^
よく考えてみると、日本の米作りの執念の場所なのかもしれません。
栖吉川と福島江も立体交差しています 地蔵と川崎の境「長陵酒造」のところ
ありがとうございます^^
凄い技術ですよね、近いうちに特集してみます。