にいがた災害ボランティアネットワーク

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被災地レポート

当会会員の林秀樹さん(湯沢町在住)が被災地復旧工事のレポートを寄せてくれました。
ボランティアの視点からだけではなく、工事を担当している専門家としての立場からの貴重な報告です。
復旧工事が行われている被災地の様子を皆さんにご紹介いたします。


こんにちは。
今回はNSVN会員の林が被災地、小千谷市塩谷地区の様子を簡単にレポートしてみます。
塩谷地区は山古志村の隣ということもあって、錦鯉で有名なところです。錦鯉の池とその施設だらけという感じのところです。被災直後、現場関係者として入った人の話によると、そこら中の池から水が徐々に抜けていって鯉がたくさん死んでいっている状況だったそうです。もったいなかったけど何もできなかったという話でした。
ちなみに自分は災害復旧の仕事をしています。その災害復旧現場周辺から工事に携わっている立場からのリポートです。


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まずは現場周辺の状況から・・・。
上の方、3mのL型擁壁が地震の影響ではがれ落ちている状況。ちなみにL型擁壁は、土地の端を直角にすることで用地の面積を広げるためのコンクリート2次製品。山間部では道幅を広げたり造る際に利用されます。剥がれ落ちているので、上方の道路は道幅が極端に狭くなっていると思われます。


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崩れ落ちる斜面の土砂を通称『トンパック』と呼ばれている大きな土嚢袋で防いで、道路まで土砂が崩れ落ちないようにしている状況。
※トンパック=袋いっぱいに詰めて1トンの重さになる土嚢袋。(砂や土、または乾いたセメントを詰めたりする)安価ですぐ作れるので仮復旧で大活躍。


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これは、トンパックで路肩が崩れ落ちないように道路を守っている状況。


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これは元々橋もしくは、道路の下に大きな管を通して川が道路の下を流れていた所なんでしょうね。破壊されて、新たに黒い管(黒パイ)を通してトンパックで道路を保護している状況。堰堤の左端に、破壊されずにわずかに残っているコンクリート擁壁が残っているのがわかるでしょうか。。。


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これはU字溝と呼ばれるコンクリートの側溝が設置してあった小さな川が、バラバラに破壊されてまだ手付かずの状況。


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これが使用前のトンパック。1個700〜800円?


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他に災害復旧では『フトン篭』というものも多く使用されます。フトン篭の場合、安定度が高いので仮設というより本設になる場合が多いですが。
※フトン篭=2mmくらいの大きさの太い針金で出来た篭に、20cmくらいの石を入れて、大きな丸太の杭で地中に打ち付けて設置する、斜面を保護するための篭。
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