にいがた災害ボランティアネットワーク

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福島派遣報告2

事務局の李です。
この度。2回目の派遣を終了し4月2日に新潟(三条)へ戻って参りました。この間の概要についてご報告申し上げます。


 前回は当会独自の支援活動として福島県災害ボランティアセンターに駐在しながら、福島県内各地の市町村災害ボランティアセンターへの助言を中心とした支援を行いました。
また、資機材の支援としては当会倉庫より(株)スノーピークさまのご協力を頂き、かつ、大勢のボランティアのみなさまからもご協力を頂き、石巻市災害ボランティアセンターへ
資機材(4トン車1満タン台分の水害対応機材)の搬送を行ったところです。

今回は、いつも災害時に協力関係を取らせて頂いている『災害ボランティア活動支援プロジェクト会議』からのご依頼を受ける形で再度、福島県災害ボランティアセンターへの支援行いました。本日までの支援内容は下記の通りです。

○ノウハウ支援
 *事務局長の李を現地に派遣し、県本部での運営助言や組織体制の見直し、
  社会福祉協議会とNPO・NGOとの橋渡し。
 *新地町、相馬市、南相馬市などを巡回しつつ、災害ボランティア活動の支援
 *福島県中通り及び会津地域の広域避難所の環境改善に関する助言


   ※現在福島県内の避難所では、設置場所、設置主体や
    住民自治機能の差などにより避難所間の格差が
    顕著になってきております。
   ※また、行政が十分に実情を把握できていない避難所
    などでは、生活に最低限必要な物資に供給が難しい
    状況です。

   ※いったん広域に避難していた住民の皆さんが、
    役場機能の移転設置や避難生活の長期化などで、
    避難所感を再移動したり沿岸部へ移動したりする動きが
    顕著になってきています

   ※燃料や食料そして宿泊場所等の状況や原子力発電所の
    事故による放射性物質の影響で、域外からのボランティアを
    募集しにくい状況があります。

   ※被災から3週間(福島の場合は未だに『災害』が続いている
    という見方もできますが)が経過し、地元で頑張っている
    支援者の疲労が限界に達しております。



○資機材の支援について
 石巻市災害ボランティアセンターさまからの再度のご依頼で、
 モップ、スクレイパー、デッキブラシなどを当会事務所より
 お送りいたしました。
 輸送は、現地に行くボランティアの方にお願いして運んで
 頂きました。

 また、気仙沼市災害ボランティアセンターさまからの
 ご依頼さまよりに基づき、下記の資機材を
 『東日本大震災ボランティアバックアップセンター』さまより
 ご調整頂きお届けいたしました。


    スコップ ×200本
    デッキブラシ ×17本
    土のう立て ×20本
    バケツ ×35個
    雑巾(タオル) ×2500枚〜3000枚
    土のう袋 ×500枚
    ほうき ×10本
    チリトリ ×2個
    バール ×40本


○寄附について
 数件のご寄付を頂いております。
 集約ができ次第ご報告させて頂きます。

○今後の直接的な支援について
 事務局(李)を4月7日より三度福島へ派遣いたします。
 4月15日までの予定ですが、
 現地の状況により変更があるかもしれません。

福島県相馬市の様子
福島県相馬市の様子
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