山古志災害ボランティアセンター

■住所:〒940-2148 新潟県長岡市陽光台4-1757-18
 山古志地域福祉センターなごみ苑内 山古志災害ボランティアセンター
■電話:0258−46−8859(9:00〜17:00)■FAX:0258−46−8837 ■E_mail: yamakoshi-vc@festa.ocn.ne.jp

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ボランティアの方より

八月の約二週間、県外より活動参加してくださった方より後日、感想をいただきました。

梶金ひまわり
(画像は梶金集落の倒壊した倉庫脇に咲いていたヒマワリ。
次へ繋いで行こうとする植物のたくましさに感動します)
□□□あるボランティアの方の感想□□□□□□□□□

私がボランティアを始めた週は、「山古志地域大盆踊り大会」に向けての準備で大忙しの毎日でした。テントの準備をしたり、必要な物品を山古志へとりにいったり、提灯を作ったりと、住民の方々とは直接関わることのない活動に「これがボランティアなのだろうか?」と多少不満も感じ「ボランティアとはなに?」と悩んでいました。
その答えが出ないまま当日となり、雨の中やぐら組みのお手伝いをし、テントを何張りも設置し、会場まで何往復もして水を運んだりしていました。
しかし、音頭とりの太鼓の響きをからだに感じ、山古志の盆踊りを見て、一緒に踊ってみて、「私達が準備をしたことが、住民の方々の今のこの生き生きとした表情につながっているんだ!」と本当にうれしく思ったのです。2人の音頭とりの太鼓を中心にみんなが輪になって踊れたこと、沢山の方がにこにこ笑いながら踊っていたこと、真剣な表情で山古志の盆踊りの由来を話して下さったことなど、全てが感動で、泣きそうになってしまいました。
盆踊り大会を通して、直接住民の方々に接することがなくても、いろいろな活動は、何らかの形で、住民の方々の生活のお手伝いとなっているということを教わったように思います。
そしてボランティアは、自分の中に「エネルギー」がないと続けていくことはできないと思いました。そのエネルギーが喜びや自己満足感であっても、住民の方々のお手伝いのためのエネルギーになるのであれば、いいのではないかと思っています。
盆踊りの時の山古志の方々の表情は、今も脳裏に焼きついています。
そしてそれが、これからの私のボランティアへの活力となっていくように思います。

また、女性スタッフお二人の住民の方々との関わり方は、こういうふうに関わった方がいいんだ!と、住民の方との距離の縮め方を教えて頂いたと思います。本当に勉強になりました。

□□□以上□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

確かに「これがボランティア?」と思ってしまう活動もあるかと思います。
その向こうに何があるのか。誰がいるのか。それに気付いていただけたら、ご自分にも"意味ある活動"になるのではないかと思います。
このような感想をいただくとボランティアセンタースタッフのエネルギーにもなります!
どうか今回の活動を、感じたことを、そして中越を忘れないでいてください。
勿忘草
(初夏に集会所脇に植えた勿忘草。残暑の中でも涼しげに咲き誇ってます)
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