にいがた災害ボランティアネットワーク

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輪島市災害ボランティアセンタ−門前訪問レポート

にいがた災害ボランティアネットワーク理事長 川瀬和敏

活動期間:平成19年5月17日〜5月18日


  5月17日3時に三条市を出発し、8時からのミーティングに間に合うように現地に到着した。道中で被災家屋を見た感じではブルーシートがかけてある屋根が結構目立った。海岸に近いせいか瓦屋根の住宅が大半で、これが被害件数に影響したのではと推察できる。
  輪島市災害ボランティアセンター門前は道下サンセットパークの敷地内に設置され、コンテナハウス2棟の中にセンターの各部署やボランティアの待機所が設置されている。その他もう一棟は物資の保管庫として利用されている。また、数個のテントがその周囲に設営され、利用されている。
  訪問当日は雨と突風のためボランティア活動は中止で、来ていただいたボランティアさんにはその事情をきちんと説明し、中止の理由を丁寧に伝えていた。結果・結論だけを話すのではなくその理由を説明し理解していただくことはとても重要で、それがきちんと実践できていることを感じた。


  ボランティア参加者は2桁台から1桁台と落ち着きを見せてきたようにも感じられたが、活動内容の中心は災害発生から2ヶ月近く経過した時点でもガレキの片付け・家具の移動・ゴミ処理などであり、未だに被災された方々は大変な状況にあることが伺われた。
  なお、毎日発行されているボランティア活動日記はバックナンバーもそろえてあり、初めてボランティア活動に参加した方でもこれまでの経過が分かり、大変貴重な資料として読ませていただいた。毎日発行を続けられた努力に頭が下がる思い。

  今回、短い滞在ではあったが土地柄や地理的な条件は、新潟県の中越地震の旧山古志村に似ている(高齢化や過疎の問題)ように思えた。
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