舞の海来る
種苧原集落の熊野神社では毎年九月に、豊作祈願と収穫で忙しくなる前にレクリエーションを兼ね、奉納相撲がとり行われます。
伝統を誇る古式ゆかしい相摸で地域に伝わる相撲甚句には「歴史も古く五百年」と歌われるほどの伝統行事。
以前は同虫亀集落や栃尾市、小千谷市など、周辺でも数多く行われていたそうですが、現在では種苧原などわずかとなりました。
毎年、地域住民らが「先祖から続く伝統を守ろう」と大会を準備したり行司や呼び出しなどを努めたりしているそうです。
仮設内のお宅を訪問したり、集会所では舞の海を囲んで男集との相撲談議。
住民の方が相撲甚句を披露したり呼び出しや相撲をとったり。
今年は種苧原での奉納相撲を行うことが出来ないが、来年の九月には必ず山で行う。
そう話す男集の目は活き活きと輝いています。
そうして前を向いて行く気持ちが一つ、また一つと復興へと繋がるのでしょう。
(記事とは関係ないですが、日本相撲協会の協力により山古志社協に提供された「福祉相撲号」を前に記念撮影^^;)
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