多くの場合は力仕事や直接被災者に接するボランティアですが、今回はデスクワークのボランティアをご紹介します。
作業内容は、被害にあった建物の診断をした結果をパソコンに入力してデータ化するというものです。診断した方が記載した調査シートをもとにエクセル表の該当項目にどんどん打ち込んでいきます。
完全装備で来たボランティアの方は拍子抜けするかもしれませんね。
●8:30集合⇒ミーティング
東京から来た建設コンサルの方から作業の流れと入力方法について説明がありました。今日の作業は東京のNPO(地域交流センター)のスタッフと市民センターの職員の方が担当しました。
<今日の作業のついて説明>
●作業
最初の30分はマニュアルとにらめっこしながらの入力作業です。
45分作業→15分休憩という流れです。調査員の方も大変な苦労をされたんだという事が調査結果から伺えます。
「風呂場の壁に亀裂」など細かい箇所までチェックしているようです。
<お互いに確認しながら慎重に>
<要領を得てスピードアップ>
●入力シート
建物診断は各項目ごとに1から3までの段階性で状態をチェックし、総合判定として1から3の結果と危険箇所のコメントが書き込まれています。
昨日分までの調査結果がこちらの部署に送られてきます。
<調査シートの雰囲気だけですが。。>
こういう形で長岡市から発表されています。
応急危険度判定件数(11月8日)
役に立ったようです。良かった。
●感想
楽をしてしまった気になり、他のボランティアの方に申し訳ない気持ちになりました。長岡市の担当職員の方は「これも重要な仕事です。このデータを基に本格調査したり、建主さんとの復興相談をするので大変助かります。」と言ってくれました。
その言葉に救われましたと同時に1枚、1枚のシートの重みが伝わりました。ボランティアは毎日が勉強です。
(NPOながおか生活情報交流ねっと 明石)