山古志災害ボランティアセンター

「旅先の美術館で見た花の絵と詩が素敵だったので、その花絵の本を届けたい」と個人で新潟市より持って来て下さいました。
花を愛でる優しい言葉と水彩画の柔らかな色調が気持ちを和ませるような内容でした。
みなさんに見て頂けるように各集会所に置きました。
「私には何も出来ないですが、少しでもみなさんが癒されればと思い・・・」
一人ひとりのそんな思いの素晴らしさ、大切さを改めて感じました。

小千谷市から先生を招いて五月中旬から毎週金曜日に仮設住宅内集会場で健康体操を行っております。
この健康体操は旧山古志村でも行われていたもので、住民の方にはお馴染みです。
冬の仮設住宅で出歩くことが少なく運動不足の方もいるでしょう。
朝の畑仕事で肩や腰が凝っている方もいるでしょう。

馴染みの先生との健康体操には笑い声が響き、楽しく健康づくりをしているようです。

金物の街、三条より農耕用のクワやハサミなどが届きました。
昨年の7.13水害では大変な被害を受け、色々な人に助けて頂いたそうですが、新聞で畑作業の記事を見て農耕具を届けたいと思われたそうです。
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被災地同士が色々な形で色々な繋がりを作っているようです。

本日はとても良い天気で仮設住宅付近のウツギの花は満開です。



陽光台仮設住宅脇の「生きがい健康農園」は日に日に畑らしくなってきました。

「みんなで仮設住宅に花を咲かせません？」
と言うことで住民の方と四月三〇日から行っているプランターへの花植え設置を五月六日と、そして第三回目を本日行いました。
集会所付近は花のプランターで一杯です。



五月の爽やかな風にほのかな花の香りが感じられます。

淡路花博記念事業協会と淡路からのボランティアの方が来て下さり、一畳分のプランター２０基をそれぞれの集会所付近に設置し花を飾りました。

森市長をはじめ、長島復興管理官、関係者の皆さんにお集まり頂いて、「生きがい健康農園」の鍬入れ式が行われました。

記念にサルビアの苗を植えた後、住民の皆さんは待ちかねたように自分の畑に向かいました。鍬を下ろすその顔は皆さんにこやかでした。

湯沢町から「三味線・大正琴の会」の方が来てくださり、童謡や歌謡曲、民謡を集まった皆さんと一緒に歌いました。
始まる頃の雨が落ちそうな天気は薄日差す気持ちよい天気に。
お集まりになった皆さんも清々しい顔で集会所を後にしました。

陽光台仮設住宅で屋台（焼そば、たこ焼き、けんちんうどん、手打ちそば、綿あめ、ポップコーンなど）の炊き出しが有りました。
生憎のお天気で肌寒い感じでしたが行列が出来るほど大盛況でした。

大忙しの屋台で長岡市災害ボランティアセンターから来てくださったボランティアの方にも手伝っていただきました。


ポップコーンを子供たちが作ってみんなに配ってました。