にいがた災害ボランティアネットワーク

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それからの730日

  本日2006年7月13日で、9名もの尊い命と多くの財産・思い出が濁流に呑み込まれたあの大水害から、2年が経過しました。この間の被災者の方々のご苦労は察してあまりあるものがあります。お昼の時点では2年前を彷彿とさせるような雨が降り続いており、あの時のことを思いだしている市民の方も多いのではないでしょうか。
  その後被災地においてはハザードマップ作成や種々の防災訓練といった行政の取り組み、自主防災組織結成や地域のたすけあい体制の確立へ向けた市民の取り組みが始まり、形になりつつあります。
  しかし、2年間という期間は同時に仮設住宅の入居年限でもあります。当会では4月以降、お引っ越しをされる方々へのお手伝いボランティアを実施して参りました(7月13日現在:ご依頼件数15、のべ参加人数58名)。そこで聞こえてきた被災者の声は、期待半分、不安半分でした。「仮設からでられるのは嬉しいけど、友達もいないところに引っ越して寂しくなるなぁ」「年金暮らしに、家賃負担はキツイて」「新しいアパートは買い物に不便だ」などなど。
  仮設住宅が徐々に撤去され、河川の改修工事も着々と進んでおりますが、考えなければいけないこと、行動しなければいけないことがまだ沢山あるようです。今後『災害』という狭い範疇のみならず『まちづくり』『福祉』『環境』など、様々な分野の方々との協働が求められています。
  私たちはこれからも災害救援・防災教育など様々な事業に全力で取り組んでまいります。つきましては、市民の皆様からの厳しいご指導と、暖かいご支援をお願いする次第です。そして、県内外の様々な団体とも協力体制を築き、活動の質を高めて参ります。
  また、これまでにも多くの方々から物心両面にわたり多くのご協力を頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。


    最後になりましたが、改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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