にいがた災害ボランティアネットワーク

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「報道の立場から見た災害ボランティア」を聴いて

NSVN設立総会記念講演会[平成17年7月9日] 講師:山中景子氏(BSN新潟放送)

「良くも悪しくも最先端を走っている」と口火を切った。
山中さんは中越地震を中山間地(日本の何処でもある田舎)の災害の事例として、これから起きる(起きてほしくないが)災害のモデルになると、全国の目が新潟に向けられていると冒頭語った。
ボランティア活動については、阪神大震災のときは活動(炊き出し・イベント等)としてのボランティアしか見てこなかったが、今回(新潟豪雨・中越地震)はボランティアセンターと言う中から、系統だった活動や工夫や運営を見て感心したそうだ。また、ボランティア活動の幅の広さも感じたと言う。逆に課題としては、国・県・市町村(行政)と民間がリンクしなければならないと思ったそうである。
人と人とのつながりが希薄になったと言われる現代社会の中で、一つの目標に向かう時に大きな力が発揮できる。「人間って捨てたもんじゃない」と災害のボランティア活動をみて思ったそうである。
ボランティアの側も新潟豪雨・中越地震と二つの災害を経験する中で、マスコミをどう使えばいいかを分かってきたようで、災害時のコミュニティFMとBSN(全県放送)の役割の違いが明確になっていたようだとも語った。

                                    事務局長 池井豊
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